Record China 2018年3月3日(土) 9時0分
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1日、澎湃新聞は、「復興号」に代表される中国高速鉄道車両が安定的に高速走行できる秘訣について紹介した。写真は高速鉄道。
2018年3月1日、澎湃新聞は、「復興号」に代表される中国高速鉄道車両が安定的に高速走行できる秘訣について紹介した。
記事は、「復興号」を製造する工場における厳しい製造基準について紹介。「ギアボックスなど重要部品の組み立てにおいては、温度と湿度に対する極めて高い条件が課せられている。雨が降って湿度が上昇したなかで組み立てると、部品の信頼性に影響が出るのだという」とした。
また、「スマート組み立てライン」と称される最先端の組み立て現場では、各工程がそれぞれデータ制御されていると説明。作業員の持つ「スマートスパナ」があらかじめコンピューターで設定された値の締め付けトルクを出力し、どのボルトの締め付けも一級レベルの精度に保つことができるという。
記事によると、「復興号」のギアボックスは部品の材質、密封性、耐久性といった点についても厳しい基準が設けられており、少しでも問題がある部品はすぐに廃棄されるという。「厳しい条件で生産されたギアボックスは、30年2400万キロという非常に長い寿命を持つに至った」とのことである。
記事は「国産ギアボックスを搭載した『復興号』の登場により、世界の高速列車製造業界には『中国標準(チャイナスタンダード)』という新たな規格が提起された。『中国標準』はすでにすべての先進国の規格を超越している。ギアボックス表面は髪の毛の50分の1に相当するマイクロメートル単位の精度が要求されている。現在、『復興号』が採用する多くの技術はすでに世界の舞台をリードしており、中国のエンジニアが創造した『規格』がまさに世界の新たな目標になりつつある」としている。(翻訳・編集/川尻)
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