<中華経済>12年の自動車市場、8大企業社長が慎重予測―中国

Record China    2011年12月2日(金) 7時1分

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1日までに、2012年の中国の自動車市場について、国内の大手自動車メーカーはおおむね慎重な見方をしていることが分かった。

2011年12月1日までに、2012年の中国の自動車市場について、国内の大手自動車メーカーはおおむね慎重な見方をしていることが分かった。市場全体の成長率を5−10%程度と予想する一方で、中高級車を中心に10%以上の成長を見込むメーカーもある。中国の各メディアが伝えた。

来年の市場動向について一汽トヨタの高放副総経理は、「まだ判断しかねるが、どちらにせよ勝負を仕掛けていく考えだ」と自信を示した。鄭州日産の〓身健副総経理も「市場分析の最中でまだ何とも言えない」と述べるにとどまったが、「来年も業績はプラス成長を見込んでいる」と明言した。(〓は赤におおざと)

一方で大幅な成長に自信を見せたのは豊田汽車(中国)投資有限公司の中島健仁高級副総経理で、「高級車市場は今後も拡大を続けるだろう。今年のレクサスの販売台数は5万5000台だが、来年はさらに50%以上の成長が見込める」と期待を示した。また海馬汽車も引き続き15−20%の成長率を維持できるとの見通しを示し、金融貿易サービスやネットワークの拡大などでブランド競争力の強化を進めるとした。

逆に悲観的だったルノー中国の陳国章執行総裁は、「資金や在庫状況の悪化が長引きそうだ。来年の市場環境は必ずしも良いとは言えない」とコメントしたほか、長安マツダの柳川昌巳総経理も「市場全体が調整期に突入したようだ。来年も引き続き市場全体が低迷する見通しだが、わずかでもプラス成長を続けるのは間違いない」との見方を明らかにした。

東風日産の任勇副総経理は、「市場全体の成長率は5%程度と見ている。政府が有効な政策を行えば10%近くまで伸びる可能性もある」との見通しを示した上で、「今年の東風日産は23%の成長を遂げたが、来年もこの勢いを持続したい」と抱負を述べた。江淮乗用車の戴茂方総経理も「市場は5%程度の伸びになると予想しているが、自社については10%以上の業績向上を狙っている」と自信を見せた。(翻訳・編集/JX)

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