<在日中国人のブログ>日本の役人の「不適切発言」はすべて酒のせい?

Record China    2011年12月2日(金) 12時21分

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1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「日本の役人の不適切発言はすべて酒のせい?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。資料写真。

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2011年12月1日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「日本の役人の不適切発言はすべて酒のせい?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。

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またもや日本の役人が不適切発言により、前途を失った。田中聡・前沖縄防衛局長が沖縄や女性を侮辱する発言をしたのだ。同様の事態は枚挙にいとまがない。7月初めには松本龍前復興相が東日本大震災の被災地・宮城で「知恵を出さないやつは助けない」と発言。9月には鉢呂吉雄前経済産業相が福島を「死の街」と称し、いずれも辞任。10月には平野達男復興相が「津波で逃げなかったバカなやつ」と発言し、野党から強烈な批判を浴びた。

普段は礼儀正しい日本の役人たちがなぜこのように相次いで不適切発言をしてしまうのか?主に3つの原因が考えられる。まずは中央集権・官僚制の「制度疲労」。中央と地方は絶対的な上下・主従関係となっているのが現状だ。中央の「大臣様」が地方の「小役人」をあごで使い、なんだかんだと批判してもよいと勘違いしているふしがある。民衆の怒りを買うのも無理はない。

次に「酒の席は無礼講」的な考えに甘えていることだ。日本独特の風習だといえる。酒の席では上司に日ごろのうっぷんをぶちまけても構わない、酔いに任せて普段は言えないようなことを言ってもおとがめなし、と考えられているため、田中前局長もそのつもりだったのだろう。まさか事がここまで大きくなるとは思いもよらなかったに違いない。

そして、巨大な破壊力を持つ「マスコミの監視力」。こうして考えると、日本のマスコミは民衆の思想を誘導し、政治の方向性に影響を与えるほどの威力を持つことがよく分かる。だからこそ、マスコミの前でのパフォーマンスには最も長けていた鳩山由紀夫元首相でさえ、野田佳彦首相に「ぶら下がり取材に毎日応じるのは止めるよう」助言したのだろう。(翻訳・編集/NN)

●蒋豊(ジアン・フォン)

25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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