中台直行便の不許可は「中国に対する理解不足で完全な負け」と香港メディア

Record China    2018年2月5日(月) 5時50分

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2日、中国メディアの中国新聞網は、台湾当局が中国の航空会社が申請した春節前後の中台直行便の増便を不許可としたことについて、香港メディアが批判したと伝えた。資料写真。

2018年2月2日、中国メディアの中国新聞網は、台湾メディアの報道を引用し、台湾当局が中国の航空会社が申請した春節(旧正月)前後の中台直行便の増便を不許可としたことについて、香港メディアが批判したと伝えた。

記事は中時電子報の報道を引用し、中国が航空路「M503」の運用を開始したことに台湾当局が反発し、中国のアモイ航空と東方航空の計176便の申請を不許可としたことで、多くの民衆から不満の声が出ているだけでなく、香港メディアが「中国に対する理解不足で完全な負けだ」と批判したと紹介した。

記事によれば、蔡英文(ツァイ・インウェン)政権は以下の3つの現実を直視すべきだと香港メディアが忠告したという。その一つが「中台の実力は、軍事、経済、さらには外交面でも大きな差があること」だ。したがって台湾は中国に対抗することはできず、対立は何の得にもならないとした。

二つ目は「蔡英文は強い意志力を自認しているが、中国も同様に強い意志力を有していること」だ。蔡政権はこの点を見過ごしており、陳水扁(チェン・シュイビエン)政権時代から教訓を得るべきだとした。三つ目は「中国は台湾との対立激化を恐れてはいないこと」だ。中台の激しい対立は統一を加速させるだけだとした。

しかし香港メディアは、「中国は対立の激化を恐れてはいないものの、望んでいることではない」と分析。結果的にこうなっているのは、すべて「中国化の排除」「徐々に進む独立」「武力で統一を拒否」がもたらしたもので、「中国側の立場は、中台関係が平和的に発展することであり、中国が『高品質な台湾優遇政策』を続けていることはだれの目にも明らかだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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