<中華経済>自動車輸出、生産量のわずか4%―中国

Record China    2011年12月6日(火) 6時54分

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5日、中国自動車工業協会によると、2011年通年の中国の自動車輸出台数が80万台を超え、過去最高を記録することが明らかになった。しかし総生産台数に占める輸出の割合はわずか4%にとどまっている。

2011年12月5日、中国自動車工業協会によると、2011年通年の中国の自動車輸出台数が80万台を超え、過去最高を記録することが明らかになった。しかし総生産台数に占める輸出の割合はわずか4%にとどまっている。中国の各メディアが伝えた。

中国商務部製造機械・科学技術産業司の支陸遜副司長は、「ドイツ、日本、韓国といった自動車生産大国の輸出割合は、それぞれ75%、65%、50%と非常に高く、ブラジルでさえ20%を超えている。しかし中国の10年の輸出台数は58万台で、全生産量の3%ほどだった。今年は80万台を超えるというが、それでも4%しかない」と語る。

中国の自動車産業が国際競争に勝てない理由は、メーカーの規模が小さい、輸出車のレベルが低い、ブランド力がない、輸出先が発展途上国に限られることのほか、欧米や日韓の自動車メーカーに比べ研究開発費が少なく、技術の自主開発能力に欠けているため、主要部品の知的財産権を持ち合わせていないことも影響しているようだ。輸出先の市場からは、中国車は再修理率が高く、特にエンジンの欠陥が目立つといった声も聞かれる。

支副司長は「中国には自動車の輸出企業が500社もあり、1社の輸出台数は1000台にも満たない。10年には全国の2万社が320億ドル分の自動車関連製品を輸出し、58万台の輸出車両が世界210の市場に送られている」と説明し、輸出がひどく分散している現状を訴えた。(翻訳・編集/JX)

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