野田総理訪中延期は、「南京事件」74周年行事とぶつかり時期悪いから?―中国

Record China    2011年12月7日(水) 10時58分

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6日、日本の主要メディアは今月12日に控えていた野田総理の訪中について、同日付で中国側から、内政上の理由で延期を打診してきたと伝えた。資料写真。

2011年12月6日、日本の主要メディアは今月12日に予定されていた野田総理の訪中について、同日付で中国側が内政上の理由で延期を打診、その結果延期されることになったと伝えた。北米の華字ニュースサイト・多維新聞の報道。

野田総理は今月12〜13日に訪中し、胡錦濤国家主席、温家宝首相と会談する予定だった。中国側の打診に対して日本政府も合意し、両国は年内での訪中を再調整するという。

具体的な延期理由は不明だが、一部報道によると、南京市で5〜13日まで、いわゆる「南京事件」の74周年記念行事が予定されており、野田首相の訪中は反日感情に刺激しかねないと懸念したのではないかとみられている。また、中共中央・国務院が行う最高レベルの経済工作会議「中央経済工作会議」が同時期に開催される可能性が大きく、その影響との見方もある。

中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は6日の記者会見で、野田総理の訪中に関して発言した。「中国は野田総理の訪中を歓迎すると共に重要視している。今回の首相訪中を通じて両国の戦略的互恵関係をさらに発展させるため、双方で密に調整中」と話した。

野田総理も1日の記者会見で、「中国との戦略的互恵関係や復興支援などについて具体的に討論し、観光の促進を希望している」と話した。

一部の専門家は、「日本は近年、中国と経済上では積極的に協力をしているが、軍事面では警戒を増しており、特に今年は軍事配備を大きく調整した」との考えを示している。(翻訳・編集/内山

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