海外の空港で中国人旅行者が「感動の大合唱」、しかし…―中国紙

Record China    2018年2月6日(火) 23時10分

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6日、海外の空港に足止めされた中国人旅行者らによる「愛国」騒ぎをめぐり、環球時報は「中国大使館の担当者が旅行者にののしられる場面もあった」とその内幕を伝えた。資料写真。

2018年2月6日、海外の空港に足止めされた中国人旅行者らによる「愛国」騒ぎをめぐり、環球時報は「中国大使館の担当者が旅行者にののしられる場面もあった」とその内幕を伝えた。

記事が報じたのはイラン・テヘランの空港で先月下旬に起きた騒ぎだ。現地の中国大使館は後日、「大雪のためイランの一部空港が閉鎖となり、乗り継ぎを予定していた中国人旅行者約240人がエマーム・ホメイニー空港に足止めされた。大使館はただちに旅行者らの食事や宿の手配について航空会社側と調整を行った」などと発表。当時、空港では中国人旅行者らが「中国!中国!」と大合唱しており、実際に現場にいた人からは「異国の地で祖国の思いやりを受けたことに感動した人たちによるもの」との説明が寄せられている。

ただ、記事によると、「感動の大合唱」に至るまでには大使館担当者が不満を募らせた旅行者からののしられる場面も見られたそうだ。もともと中国人旅行者らが利用する予定だった航空会社側に食事や宿を手配する義務はなかったが、大使館は協力を要請。ツアー添乗員がこのやり取りをただちに伝えなかったことなどが旅行者らのいら立ちを高めたという。

大使館には足止めされた旅行者や添乗員らから計116件に上る支援要請の電話が寄せられており、「極めて汚い言葉で大使館と職員をののしった人もいた」という。こ記事はうした事情を伝えた上で、「他のどの国の大使館が同胞のためにここまで奔走してくれるだろうか。このような苦労が『政府が何でもやってくれる』という考えの助長につながらないことを願う」「満足できる結果が得られないからといって『大使館の不作為』と考えるのは間違っている」などと苦言を呈した。(翻訳・編集/野谷

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