Record China 2018年2月10日(土) 16時0分
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6日、譲り合いマナーが度々問題となっていたソウル地下鉄の「妊婦優先席」。韓国メディアがこのほど「人々の認識に変化が見られるようになった」と報じた。写真はソウルの地下鉄。
2018年2月6日、譲り合いマナーが度々問題となっていたソウル地下鉄の「妊婦優先席」。韓国・マネートゥデイがこのほど「人々の認識に変化が見られるようになった」と報じた。
これまで座席の両端という好位置から妊婦以外の人が独占することが多かった同席だが、最近になって「思いやり」精神から空席にしておく事例が増えたそうだ。同紙はその理由として2015年7月の「デザインのリニューアル」を挙げている。座席と床をピンク色にし「明日の主人公のための座席です」と表示したデザインが注目度を高め、人々の認識に変化をもたらしたという。
同紙が今月1〜5日にかけてソウル地下鉄車内にある同席40カ所を調べた結果、27カ所(67.5%)は空席あるいは妊婦が座っている姿が目撃された。その場合、乗客らは立っていたり他の座席に座ったりしていたとされる。残りの13カ所(32.5%)は妊婦以外の中高年世代や学生などが座っており、主に午前7〜8時、午後6〜7時の通勤時間帯が多かった。
一部からは空席への反感の声も上がっているが、妊婦らは思いやりの広がりにおおよそ満足しているという。
これを受け、韓国のネット上では「変わりつつある姿は美しい」「譲り合いと思いやりの賜物」など評価するコメントが寄せられる一方で、「地下鉄なう。おじさんが妊婦優先席で寝てるよ(笑)」「出産直前まで地下鉄で通勤してたけど、90%は妊娠していない女性、5%は男性が座っていた」との目撃談も出ている。
反対派もまだ根強く残っているようで「いつから『好意』と『思いやり』が『義務』になったの?」「思いやり席なのになぜ強要?現代において男女間の思いやりは終わった」「思いやり席というだけで、何で座ったら恥ずかしいと思わなきゃならないの?」など疑問を投げかける声も多く見られた。(翻訳・編集/松村)
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