中国での躍進目指す米ファッション業界、本国より先に新作発表の慣例破りも―米紙

Record China    2011年12月11日(日) 8時13分

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5日、米ファッション業界が中国市場に照準を定めている。米国よりも先に新作発表するケースも見られるようになった。写真は上海で行われたリーバイスの新作発表会。

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2011年12月5日、ロサンゼルス・タイムズは、米国のファッション・小売業界が著しい発展を続ける中国市場に照準を定めていると指摘した。欧米仕様を中国へ持ち込むこれまでのスタイルから変更し、中国人に合わせたオリジナル仕様で市場開拓を目指すだけでなく、米国よりも先に中国で新作発表するケースも見られるようになった。9日付で環球時報が伝えた。

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米国の不景気が継続する一方で、中国では活況が続いている。ファッションブランドをはじめとする米国の小売業界は今、世界第2の経済大国となった中国への進出を狙っている。

米アパレルメーカー・リーバイスのアジア太平洋地区責任者は「我々にとって中国は3大市場の1つで、最も成長が早い」と語る。同社はアジア人のスタイルにあったオリジナル仕様ジーンズで中国市場開拓を目指しているだけでなく、これまでの慣例を打ち破り、昨年中国で先に発表した新商品を今年8月に米国市場へ持ち込んだ。専門家は「欧米のファッションメーカーがこのスタイルを採ったのは初めて。アジア市場の実力を示している」と評す。

米国最大の製造小売業GAPも中国市場での躍進を狙っている。同社は中国本土にすでに7店舗を構えているが、今年末までに14〜15店舗までに増やす計画だという。GAPの中国地区責任者は「中国の人口の1%の獲得は、1300万人の消費者の獲得を意味する。このことが中国市場がどれだけ大きいかを物語っている」と話す。

世界有数の金融機関クレディ・スイスは、2020年までに中国は米国を超えて世界最大の消費市場となり、世界の消費支出の4分の1を占めると予測している。(翻訳・編集/HA)

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