世界初の5G商用化から1カ月…韓国の現状は?=韓国ネット「後悔している」「予想できなかったの?」

Record China    2019年5月10日(金) 10時40分

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9日、韓国・マネーSは、「5Gの商用化」から1カ月が経った韓国の様子について報じた。写真はソウル駅。

2019年5月9日、韓国・マネーSは、「5Gの商用化」から1カ月が経った韓国の様子について報じた。

韓国では先月3日に世界で初めて5Gが商用化された。記事によると、商用化と同時に大手通信会社3社は市場シェア率を引き上げるために激しい競争を繰り広げ、各種コンテンツや料金プランが登場した。発売初週の5G加入者は爆発的に増え、LTEより20倍速い速度を体験しようと全国各地の5G体験ゾーンにも人が殺到したという。

しかし、5Gの商用化初期からカバレッジ(網羅率)に関する問題が浮上した。インターネット掲示板でも「5GはLTEより遅い」「LTEを使っているのに端末には『5G』と表記される」など、連日5G関連の問題が指摘され、5Gコンテンツの少なさに対する不満も続出したという。

相次ぐ不満の声を受け、科学技術情報通信部は通信会社3社に対して5Gカバレッジ構築現況をホームページ上に明示するよう指示し、5G基地局の現況も公開した。商用化初日に1万人を突破した5G加入者の勢いも急激に鈍化し、10万人越えには25日かかった。あるスマートフォン代理店関係者は「5G網が不完全という認識が広がり、最近では加入問い合わせが開始当初の60%に下落した。加入者の誘致に苦労している」と話しているという。

これを受け、韓国のネット上でも「なんでも最初がいいってもんじゃない」「5GよりLTEの方が速い」「3GからLTEの時も同じようにだまされたっていうのに(笑)」「誰が見てもコンテンツも基地局も足りない。こうなることを予想できずに加入したの?」「基地局が商用化されるまであと数年はかかるだろう」「5Gが構築されればまだまだ使える4Gサービスが減って不便になるだろう。企業も5Gには力を入れてきたから使わないと無駄になってしまう。どうせ独占企業ばかりだし、近いうちに5Gに全部替わりそう」「5Gに替えて後悔してる…」など批判的な意見が多く、今後もしばらくは5Gをめぐる論争が続きそうだ。(翻訳・編集/松村)

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