Record China 2018年7月6日(金) 22時20分
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フィギュアスケート男子シングルで五輪連覇の羽生結弦。中国では“羽生フィーバー”が止まらないが、野球やサッカーが人気を集める日本との「格差」には「こんなものか」と冷めた反応もある。写真は羽生結弦が連覇した平昌冬季五輪。
2018年7月6日、フィギュアスケート男子シングルでソチ、平昌五輪と2大会連続で金メダルに輝いた羽生結弦。中国では“羽生フィーバー”が止まらず、国民栄誉賞の授賞式に和服姿で出席したことなどが詳しく報じられている。半面、野球やサッカーが人気を集める日本との「格差」には「こんなものか」と冷めた反応もある。
もともとフィギュアファンを中心に中国でも人気の高かった羽生だが、五輪連覇という実力を示したことで不動の地位を確立した。2日に首相官邸で行われた国民栄誉賞の授賞式に人間国宝の手による仙台伝統織物のはかま姿で登場した様子は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でも紹介された。
その凛(りん)とした姿はネット上で話題になり、ネットユーザーからは「本当にカッコいい。天使が舞い降りてきた」「自信があって、落ち着きがあって、優雅で、風格がある」「本当にオーラがある」などのコメントが集中。「日本の宝だ」「和服王子」「中身も外見も完璧」などと称賛する声も目立った。
1600万以上のフォロワーを持つブロガーは「彼は別の時代からやってきた人物じゃないかと改めて思った」と、その着こなしぶりに言及。50万人以上のフォロワーを持つ「羽生結弦資訊台」は、表彰状授与の際に安倍晋三首相が読み上げた「厳しい修練と人一倍の努力の積み重ねにより、オリンピック冬季競技大会個人種目における日本人初の連覇、フィギュアスケート男子シングル競技においても世界で66年ぶりとなる連覇を達成されました」という文言の中国語訳もわざわざ掲載した
一方、日本の世論調査によると、「最も好きなスポーツ選手」では米大リーグ・エンゼルスの「二刀流」大谷翔平が1位になり、米大リーグ・マリナーズの球団特別補佐のイチローが2位。羽生は3位にとどまった。中国のスポーツメディアの新浪体育は「羽生は苦難を乗り越え2連覇を成し遂げた。それでも野球界のスターの人気にはかなわないようだ」と伝えている。
テレビの視聴率でも、NHKが6月19日に生中継したサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本対コロンビア戦の平均視聴率(関東地区)が48.7%と、羽生が2回目の金メダルを勝ち取った2月の平昌五輪「男子フリー」の33.9%を大きく上回った。これについて羽生人気が依然として続く中国では「(羽生は)日本でも国民的アイドルだろ?(視聴率は)こんなものか」と、ある種の驚きをもって受け止められている。(編集/日向)
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