Record China 2011年12月22日(木) 5時45分
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19日、中国民生部が発行する新聞「公益時報」の元編集者・陳傑人氏が自身のブログで、北朝鮮の金正日氏が心筋梗塞で急死したことを受け、今後の北朝鮮の動向について触れた。写真は19日、半旗を掲げた北京の北朝鮮大使館。
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2011年12月19日、中国民生部が発行する新聞「公益時報」の元編集者・陳傑人(チェン・ジエレン)氏が自身のブログで、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)氏が心筋梗塞で急死したことについて「世界中の注目を集める一大事件」としつつ、今後の北朝鮮の動向について触れた。
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陳氏は「同氏の死は米大統領や他のどの国の首脳の死よりも大きな出来事だ」とし、その理由を3つ挙げている。第1に後継者である三男・金正恩(キム・ジョンウン)氏の基盤がまだ固まっておらず、権力闘争が起きる可能性があること、第2に地政学的リスクが高まれば、核戦争を引き起こす恐れもあること、そして第3に社会主義陣営の一角として権力者の急死が国際政治のバランスに影響を与えることを挙げている。
今後の北朝鮮に関する国際的な動向について、最大の支援国である中国はもちろん、最大の敵対国である米国もその不安定化や内乱状態になることは望んでおらず、そうした状態を避けるべく日米ロを始めとする国際社会が尽力していくことになるだろうと指摘している。
北朝鮮はこれまで中国が勧めてきた経済改革に本腰を入れていなかったが、国内に改革派勢力は存在する。そのため、正恩氏が完全に政権を掌握する前にこうした改革派が表舞台へ出てこられるようになる可能性もあるとしている。ひとたび経済改革が行われれば、人々が自由を求める声も大きくなることが予想される。
北朝鮮は正日氏の死によって突然改革期に入れられてしまったようなものだが、陳氏は最後に「そうした改革がすみやかに行われることを期待している。苦しい日々を送っている北朝鮮の人々に祝福を」という言葉で締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)
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