「中国政府、後継者の正恩氏に失望」=政治経験、統率力に欠ける―独メディア

Record China    2011年12月24日(土) 14時57分

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21日、北朝鮮の金正日総書記の後継者となった三男の金正恩氏について、ドイツの各メディアは「政治経験と統率力に欠け中国政府は失望している」と報じた。写真は金総書記死去を伝える中国紙。

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2011年12月21日、仏国営放送のラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)によると、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者となった三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏について、ドイツの各メディアは「政治経験と統率力に欠けており、中国政府は失望している」と報じた。

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独フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙は、「正恩氏は軍の支持は取り付けていないものの、中国の支持は得た」と指摘。「中国は正恩氏に『いつでも訪中を』と呼び掛けている。中国は北朝鮮の混乱ではなく、平和的な権力移譲を望んでいる」とした。

また、独ヴェーザー・クーリール紙は、正恩氏が父の訪中に何度も同行したことに触れ、「政治的にほぼ未経験な“小太りの若者”は、中国政府のトップを失望させた。誰もこの愚鈍な新たな独裁者が北朝鮮の安定を保てると思っていない。中国が最も恐れるのは、政治的混乱による難民の大量流出だ」と指摘した。

さらに、オーストリアの地元紙は、日本が次期主力戦闘機に米の「F35」を選定したことについて「米国との同盟重視をアピールしたもの。北朝鮮の不安定要因と中国の軍事力増強は、日本を不安に陥れている」とした。(翻訳・編集/AA)

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