2011年12月27日、新華ネットの報道によると、中国民間航空局の李軍（リー・ジュン）副局長は26日、今年の民間航空会社の輸送トンキロは前年比6．6％増の574億トンキロ、輸送人員は8．2％増の2億9000万人に達する見込みだと語った。

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李副局長は北京で開催された全国民間航空工作会議・航空安全会議で次のように説明した。今年は年間利用者数が1000万人を超える空港が21カ所に増える見込みだ。西部地区の空港では、1〜11月期の利用者数が前年同期より14．9％、貨物取扱量が9．5％増え、全国平均を大幅に上回った。

河北省、新疆ウイグル自治区、青海省、重慶市、内モンゴル自治区の空港では利用者数が20％以上も増えている。ジェネラル・アビエーション（GA）業が急速に発展しており、年間飛行時間は前年比16．3％増の45万5000時間に達する見込みである。そのうち生産作業用GA機の飛行時間は16．9％増えた。GA機は114機、率にして11．3％増加している。

航空機利用者は直線的に増え、民間航空会社の経済収益は安定して増加している。李副局長は「燃料油価格が大幅に上昇し、世界の航空市場の不況が続くなか、中国の民間航空会社の利益総額は前年比5．1％増の456億元（約5兆6200億円）に達する見込みだ」と述べた。

李副局長の予想によると、来年の民間航空会社の輸送トンキロは前年比10．1％増の632トンキロ、輸送人員は10．3％増の3億2000万人以上にのぼるとみられている。

利用者数が直線的に増えるなか、民間航空会社の遅延状況も改善されている。1〜11月期の各航空会社の正常運航率は76．5％で、前年同期を1．9ポイント上回った。（編集/内山）