中国のネット検索最大手・百度（Baidu）が、2011年の中華圏芸能界の10大ニュースを発表した。ネットユーザーが高い関心を寄せた検索ランキングに基づいて選出されたもの。以下、10本を時系列でご紹介していく。

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娯楽・観光・不動産など多岐にわたる事業を展開し、数十年にわたってマカオのカジノ界を支配しているスタンレー・ホー氏は、今年90歳に。「2011年版・香港富豪ランキング」で13位に入っているというその莫大な遺産をめぐり、年初に一族の相続争いの激化が話題を呼んだ。ホー氏の総資産は60億米ドル（約4700億円）とも言われており、4人の妻との間にできた17人の子供が、株式の譲渡問題で骨肉の争いに巻き込まれた。

第1夫人（故人）と第2夫人は法的な婚姻関係にあるが、第3夫人以下は内縁関係という複雑な構成の一族。高齢による判断能力の低下に起因すると思われるホー氏自身の発言も二転三転し、事態はますます複雑化した。第2夫人・第3夫人とその子女に対して訴訟の構えを見せたり、取り下げたり、さらに再びそれを覆した。しかし3月8日には、訴訟取り下げを発表。子供たちが和解協定を結び、「一緒にホー家を守ってゆく」と世間に向けて発表している。（翻訳・編集/Mathilda）