2012年1月1日、新京報は、中国で人気の海外ブランド粉ミルクの多くは、海外の華人系企業が中国向けに製造したもので、現地では無名のブランドであることを伝えた。

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中国で人気の「紐瑞滋（Nouriz）」ブランド粉ミルクの原産地を調査したところ、ニュージーランドの企業が中国市場向けに製造しているものであることがわかった。

あるネットユーザーがニュージーランドの友人に尋ねたところ、現地では販売していない全く無名のブランドで、蘇州の報道番組でも缶に生産地が記載されていないことなどが報じられたという。

疑惑に対し、上海紐瑞滋乳品有限公司・広報担当の●志勇（イエン・ジーヨン＝●は焉におおざと）氏は、製品は100%ニュージーランド製造で、現地で登録もされているが、中国でしか販売していないブランドだと説明した。

中国向けの海外ブランドは他にも数多く存在し、登記して日が浅く、代表者名義は華人で、現地企業に加工を委託しているケースが多い。原産地に偽りはないものの、一部ブランドは無名であるにも関わらず「ニュージーランドのトップブランド」などと表記しており、消費者からは苦情が寄せられている。

粉ミルクはメラミン混入事件以降、消費者の海外ブランド志向が高まり、ネットショップでの購入が激増しているが、海外ブランドそのものが偽物であったり、ブランドは本物でも、代替原料や安価な国産原料が使用されているといった問題が起こっている。（翻訳・編集/岡本悠馬）