八牧浩行 2018年2月27日(火) 17時30分
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27日、平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルで2連覇を達成した羽生結弦選手が日本記者クラブで会見。「北京五輪に出ることができれば、絶対に勝ちたい」と次のオリンピックにかける決意を強調した。
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2018年2月27日、平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルで2連覇を達成した羽生結弦選手が日本記者クラブで会見。開口一番「幸せです」と満面の笑み。詰めかけた約200人の報道関係者や20台ものテレビカメラを前に、「多くの方々の声援をいただいて、緊張した舞台で力を出すことができた」とファンに感謝した。「まだ23歳ですが、人生にはできる時とできないときがあると思う。(怪我などで)できないときは(その範囲で)できることをやるというのが大事だと思った」と怪我を乗り越えた3カ月を振り返り、心情を吐露した。
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また「リスペクト(感謝)する心が自分を強くするとマイケルジョーダン(米国の元バスケットボール選手)が言っていたが、本当だと思う。感謝の気持ちを持たなければならない」と言明。「自分は追い込まれると強いタイプだと思う」とも自己分析した。
会場入りする直前に東京の駐中国大使館のスタッフから「次期の北京五輪でも勝ってください」とのメッセージが込められたパンダのぬいぐるみをプレゼントされたことについて質問されると、「次の五輪は未定」としながらも、「自分はまだやりたいことはあるし、5回転ジャンプもチャレンジしたい。その延長線上に北京五輪があると思う」と言明。「北京五輪に出ることができれば、絶対に勝ちたい」と北京五輪にかける決意を強調した。
さらに「さなぎが羽化してゆっくり羽を伸ばしている段階だと思う。雨に降られたりして、ゆっくり羽を広げられないのが今の自分かなと思う」と語り、今後も成長し続けたいとの意欲を示した。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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