2012年1月5日、北京市で2012年の「春運（旧正月前の帰省ラッシュ）」に関しての会議が開かれた。中国新聞社が伝えた。

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中国国家発展・改革委員会の劉鉄男（リウ・ティエナン）副主任によると、今年の帰省ラッシュ時の鉄道や航空などの利用延べ人数は約31億5800万人で、前年比9．1％の増加が予測される。

2012年の帰省ラッシュは、今月8日から2月16日まで。劉副主任は、「2012年の旧正月(＝1月23日)は例年に比べ元旦と日が近く、人の移動が密集する。そのため、関連業務の運営は通常より難易度が高い。しかし、安全第一を優先するため、関係部門は設備や線路の安全検査に人員を集中させ、問題点を解決し事故を未然に防ぐ。また、帰省ラッシュの期間中は各運営機関への抜き打ち検査を実施し、安全を確保する」と強調した。

さらに、期間中は利用客が少ない時を利用し、石炭、石油、食料品、化学肥料などを運送し、生活必要物資の供給を保証するという。

帰省ラッシュは主に、北京市、長江デルタ（上海市と江蘇省南部、浙江省北部）、珠江デルタ（珠江河口の広州、香港、マカオを結ぶ三角地帯を中心とする地域）などの地区に集中する。休み明けは、四川省、重慶市、河南省、湖南省など内陸部が混み合う。帰省時は大きなラッシュとなるが、休み明けは帰省時ほどではないという。

期間中は全国の交通運輸、鉄道、航空、公安及び解放軍、警察から約3000万人の人員が対応に当たるという。（翻訳・編集/内山）