フライメディア 2018年3月7日(水) 18時10分
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毎年恒例の上海・豫園のランタン祭りは、2月1日(木)からスタートして、3月2日(金)の元宵節(げんしょうせつ)をはさみ、3月4日(日)で幕を閉じる。
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毎年恒例の上海・豫園のランタン祭りは、2月1日(木)からスタートして、3月2日(金)の元宵節(げんしょうせつ)をはさみ、3月4日(日)で幕を閉じる。豫園のランタン祭りは、「豫園灯会」とよばれ、開催期間が春節(旧正月)の休暇ともかさなるため、毎年多くの観光客や市民が楽しみにしている伝統的な文化イベントだ。豫園はふだんもライトアップをしているが、ランタン祭りでは、伝統的なデザインの巨大なランタンがいくつも登場し、独特な色づかいで、さらに華やかなライトアップを見ることができる。
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ランタン祭りは元宵節(旧暦1月15日)に新年最初の満月を祝う祭りで、「元宵節がすぎないと、正月は終わらない」とも言われる。この行事で、春節を締めくくることになり、この元宵節を迎えると、中国全体の正月モードも終わり、「これでようやく春節が終わった」ということになる。ランタン祭りで人気の中央広場には、その年の干支の巨大なランタン・オブジェが飾られている。
今年は、戌(いぬ)年なので、「金色のイヌ」が、中国の国宝であるパンダやイルカなどを従えて、豪華に登場した。金のイヌの高さは9メートルで、だいたいビル3階くらいの高さがあり、重さは10トン。時おり、人ごみの音にまぎれて、「ワン、ワン、ワン」という鳴き声が聞こえてくる。「ワン」は中国語で「旺(wang)」といい、「盛んなこと」を指す。例えば、「旺財」だと、商売繁盛という意味になる。縁起の良い干支のランタンを見ようと、多くの人が集まり、写真をとっている。
また、豫園の名所の一つである「九曲橋」には、多くの人が行列をつくり、期間限定のランタンを一目見ようと、橋の上は大混雑する。この期間限定は、並んでも見たい!必見の価値ありだ。通常は無料開放している豫園のランタン祭りも、見物客の混雑を懸念して、毎年、元宵節を含めた3日間は、豫園内を封鎖。有料となり、入場券を購入しての見物となる。元宵節当日は、大人80元(1440円)、こども50元(900円)で、3月3日・4日は大人50元(900円)、こども30元(540円)だ。この豫園のランタン祭りは中国の国家無形文化遺産にも指定されている。(提供:フライメディア)
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