清華大教授が「中国はいかなる状況下でも北朝鮮を軍事支援しない」と問題発言―中国メディア

Record China    2012年1月9日(月) 10時30分

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8日、中国メディアは、朝鮮日報中国語ウェブサイトが掲載した清華大学・楚樹龍教授の「中国はいかなる状況においても北朝鮮に軍事支援は行わない」という発言を批判した。写真は遼寧省丹東で金正日総書記の追悼に訪れた人々。

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2012年1月8日、中国メディアは、朝鮮日報中国語ウェブサイトが掲載した清華大学・楚樹龍(チュウ・シュウロン)教授の「中国はいかなる状況においても北朝鮮に軍事支援は行わない」という発言を批判した。以下はその内容。

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楚教授は昨年10月17日、ソウルで清華大学と東北研究機構(NEAR)が共同で開催した「第二回・清華中韓安保戦略対話」で、「中国はいかなる状況においても北朝鮮に軍事支援は行わない」「北朝鮮が米韓に攻撃されても、中国は外交による解決を呼びかける。将来的に米軍が朝鮮半島に駐留を続けても、中国は韓国主導による南北統一を受け入れるだろう」と発言した。

ソ連崩壊後、在韓米軍は中国を牽制する役割を果たすようになった。ジェームズ・サーマン在韓米軍司令官は「中国は今後韓国の『潜在的脅威』となる」と発言し、東北アジアの重要性を強調している。

米国の目的は、東北アジアにおける中国の地政学的立場を変えることにある。ドイツ統一によりソ連は後退し、NATOは拡大した。朝鮮半島での発言権を失えば、中国は受動的な立場に立たされ、拡大した韓国が「第二の日本」となって領土問題などを持ちだしてくる可能性もある。

中国にとって最も好都合なのは現状維持であり、北朝鮮の改革を促すことだ。核兵器を保有するよりも、経済力をつけた北朝鮮の方が中国にとっては有利である。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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