Record China 2018年3月8日(木) 8時50分
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6日、中国メディアの海外網が、「日本人が信号無視をしない理由」と題する記事を掲載した。資料写真。
2018年3月6日、中国メディアの海外網が、「日本人が信号無視をしない理由」と題する記事を掲載した。
記事はまず、「日本人でも信号無視する人はいる。他国を過剰評価すべきではない。しかし、日本での信号無視は小さな道路で自動車が来ていない状況でのみ発生する。もし会社に間に合わないという時に、1人が信号無視をすればみんながそれに従う。群集心理は世界共通だ」とした。
その上で、「日本では歩行者が信号無視して自動車とぶつかった場合、自動車の責任はゼロだと言われるが、これはあくまでもうわさに過ぎない」と指摘。日本の交通事故での過失割合について紹介した。
記事は「基本的に」と前置きした上で、「自動車が青信号の場合、歩行者も青信号の場合は自動車の過失割合が100%、歩行者が黄色信号だった場合は70%、歩行者が赤信号の場合は30%」「自動車が赤信号の場合、歩行者も赤信号の場合は自動車の過失割合が80%、歩行者が黄色信号の場合は90%、歩行者が青信号の場合は100%」などと紹介した。
そして、「多くの場合、自動車側の過失が大きくなるが、歩行者が赤信号で自動車が青信号の場合、自動車の過失割合が3割になることもある。これは信号無視をする歩行者にとって警告となっており、中国でも広めるに値する」と論じた。
一方、中国の交通事故での過失割合について記事は、「歩行者が横断歩道を歩いていて信号無視をしたという証拠がない場合、自動車の過失が100%。歩行者が横断歩道ではない所で横断していた場合は主に自動車側の過失。歩行者が信号無視していた証拠がある場合は主に歩行者側の過失。横断歩道ではない所で歩行者が飛び出したなどの証拠がある場合は歩行者の過失が100%」と紹介した。
記事は「日本も中国も大きな違いはない」とし、「より重要なのは法律をどこまで厳格に適用するか。中国は厳格ではない」「中国の規定は日本ほど細かくないため、適用に幅ができてしまう」と問題点を指摘した。
記事は最後に、「法を犯すコストが低く、厳格に適用されないこと、さらに社会道徳の判定において価値観が単一的であること、結果だけを重視して過程は重視しない風潮などによって、中国の方が日本などの先進国より信号無視が多いという結果に至っている」と分析した。(翻訳・編集/山中)
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