Record China 2018年3月9日(金) 14時10分
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台北で日本台湾交流協会のプレートにペンキをかける事件が起き、容疑者の男が逮捕されたが、似たような事例は以前から相次いでいる。資料写真。
2018年3月8日、BBCによると、台北で7日、日本の対台湾窓口「日本台湾交流協会」のプレートにペンキをかけた容疑で50歳の男が逮捕された。
男は反日思想の持ち主で、中国との統一を進める統一派団体に所属していた。ペンキをかけたのは、前日に起きた台湾の遊漁船に対する日本の取り締まりに抗議することが目的だった。
ところが、同じような事例はつい最近も起きている。
1947年に国民党政権が民衆を弾圧した「二・二八事件」の記念にあたる2月28日、独立派の学生が台北郊外の桃園市に安置されている蒋介石元総統のひつぎに赤いインクをかける事件が起きている。学生は「赤いペンキは烈士の鮮血を象徴している」と話した。
50歳の男は、この独立派の学生たちの行為に刺激を受けたものとみられるが、2017年にも日本人土木技師の銅像が頭部を切断され、独立派により蒋介石元総統の銅像が頭部を切断された上ペンキをかけられるなど、同様の行為は以前から頻発、連鎖していた。
像の破壊やペンキをかけるといった事件が相次ぐ背景には、台湾における統一派と独立派の対立があり、今回の日本台湾交流協会のプレートの一件もその流れにあるという。
なお、台湾のネット上では、「蒋介石はいわば権威の象徴であり、攻撃の対象になるのは自然なことだ」と受け止められているが、日本台湾交流協会が攻撃対象にされたことについては「スケープゴートとしてただ不満のはけ口に利用されただけだ」と見ている人が多いと記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)
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