香港で出産する中国人妊婦が後を絶たず、将来を考えれば「安いもの」―米メディア

Record China    2012年1月18日(水) 20時39分

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10日、出産のため中国本土から香港へ越境する妊婦が後を絶たない。香港で生まれれば高い医療や教育を受けられるからだ。写真は海南省海口市で行われた妊婦のボディーペインティングコンテスト。

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2012年1月10日、米ボイス・オブ・アメリカによると、出産のため中国本土から香港へ越境する妊婦が後を絶たない。香港で生まれれば法制度のもと高い医療や教育を受けられるからだ。

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05年には数百例だった“越境出産”件数は、昨年までにのべ4万例に達し、香港で生まれる新生児の半分を占めるまでに増加した。受け入れる香港の医療機関は中国人妊婦の急増に悲鳴を上げている。香港衛生当局によると、急患でかつぎ込まれた中国人妊婦は過去2年で3倍に増え、昨年は1650人に達した。香港の出産費用は中国本土に比べて高く、平均6000ドル(約46万円)ほど。しかし、生まれた子供が将来香港で受ける社会保障サービスを考えれば、中国人にとっても「安いもの」という。

これに対し、香港人の多くは「自分たちと中国本土の住民は違う」と考える人が多数派。「香港人としてのアイデンティティーが侵害される」と懸念の声も出ている。(翻訳・編集/AA)

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