2012年1月16日、中国国家質検総局は自動車の「三包」規定である「自家用車の修理、交換、返品責任規定」の実施に向けた第二次草稿を公表した。同局内で再度審査を行い、年内にも正式発表する見通しだ。中国の各メディアが伝えた。

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同局法規司の劉兆彬（リウ・ジャオビン）司長は、このたび発表した最新の草稿について、11年末の公聴会で出された意見を元に5方面で内容の修正を行ったと説明。特に「三包の責任」に関する項目では、完成車の三包責任期限を従来の2年もしくは走行距離4万キロから、2年もしくは5万キロに変更したほか、領収証の発行日から60日以内もしくは3000キロ以内に操舵システムや制御システムの故障、ボディの亀裂、燃料漏れなどが発生した場合、消費者は交換か返品を選択できると規定した。

また消費者と事業者間の紛争解決方法について、新たに同局が紛争処理の専門家チームを組織し、双方の同意を得た上で専門家による解決を試みるとしたほか、問題や故障の調査および鑑定を徹底し、関連する規定に基づき処理を行うことも盛り込んだ。

さらに今回の草稿で初めて「三包」の責任の所在は販売者にあると定めた。販売者は規定に基づいて「三包」の責任を負うが、生産者の責任とされるものについてはメーカーが責任を負うものとしている。（翻訳・編集/JX）