初の16両編成「復興号」の走行試験スタート―中国

人民網日本語版    2018年3月13日(火) 19時10分

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中国初の時速350キロ多両編成の新型高速鉄道「復興号」はすでにその型式試験をスタートさせている。写真は復興号。

中国中車唐山軌道客車有限公司(中車唐山公司)が開発した中国初の時速350キロ多両編成の新型高速鉄道復興号」はすでにその型式試験をスタートさせている。新華社が伝えた。

型式試験をスタートさせている車両は型番CR400BF−A−3024で、16両編成。現在、北京の東郊外にある中国鉄道科学研究院(鉄科院)球形試験ラインで走行試験が行われている。これは中国でも初めての16両編成の「復興号」となる。

中車唐山公司の担当者は、「中国高速鉄道の運営環境・条件に対応し、複雑で多種多様、長距離で長時間、連続高速走行などの条件を満たすため、中国標準高速列車プラットフォームの一連の製品を改善している」と説明した。同社は、8両編成の「復興号」をベースとして、16両編成のCR400BF−A型新型高速列車「復興号」を研究開発し、その全長は415メートル以上となる。

車両の型式試験については、検査機関に依託して、新車両の「テスト」を実施し、同車両の技術面での条件と仕様が走行条件に見合うか否かがチェックされる。時速350キロ多両編成の新型高速列車「復興号」の型式試験は、静態試験と動態試験の2段階に分かれており、車両動力学や牽引性能、制動性能、パンダグラフ性能、ネットワーク通信・空気動力学性能など28項目の完成車試験が行われる。高速列車シリーズは型式試験にパスして初めて、設計許可と製造許可を取得した上での量産と実際の走行が許可される。

中車唐山公司は、中国で最も早く、時速300キロメートル以上の高速列車を開発、製造した。同社は数年前から、時速350キロメートルのCRH380BL型とCRH380B型高速列車、同じく時速350キロメートルのCR400BF型新型高速列車「復興号」など一連の製品を続々と世に送り出しており、約500組の車両が、北京−広州、北京−上海、上海−昆明、西安成都といった各高速鉄道旅客輸送専用線の主力となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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