2012年1月26日、中国の国内総生産（GDP）は7年で倍増、富豪の資産は6年前の70倍に達した。海外メディア各社が驚異的な成長ぶりを報じている。法制晩報が伝えた。

【その他の写真】

米ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国が2040年に米国を抜いてGDP世界一になると予測する。中国は3．2兆ドルの外貨準備高を背景にG20でも発言力を強めている。

米フォーブスの2011年世界長者番付では、百度の李彦宏（ロビン・リー）氏を筆頭に115人がランクイン、その資産総額は2005年の70倍以上に達している。米メリルリンチと仏キャップジェミニの「2011年アジア太平洋地域ウェルス・レポート」によると、中国で100万ドル以上の資産を持つ富裕層は2010年の時点で53．5万人に達した。

2011年、フォーチュン500社にランクインした中国企業は2003年の11社から61社に増加、2014年には100社を超えると予測される。今後10年間で中国企業による企業の合併・買収（M&A）はさらに加速するとみられ、スイスNZZ紙は「中国が世界を買う」と題した記事で、中国企業が潤沢な資金を武器に世界へ打って出ると報じた。

独保険会社アリアンツは「日本を除くアジアに中産階級は2．2億人おり、半分は中国に住んでいる。つまり、世界の中産階級の4分の1は中国語を話している」と伝えた。

米ボストン・コンサルティングは、中国では富裕層家庭が一年で26万戸増加していることを伝え、「裕福な中国は世界の脅威にはならない」とコメントしている。また、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏は「中国が豊かになることは全世界にとって良いこと」と述べている。（翻訳・編集/岡本悠馬）