中国全人代で「お試し離婚制度」の導入提案=「これは支持する」「結婚は簡単だけど結婚率は上がっていない」―中国ネット

Record China    2018年3月20日(火) 14時20分

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16日、中国メディアの澎湃新聞は、全国人民代表大会代表の張海波氏が、お試し離婚制度の導入を提案したと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真は離婚証。

2018年3月16日、中国メディアの澎湃新聞によると、全国人民代表大会代表の張海波(ジャン・ハイボー)氏が「お試し離婚制度」の導入を提案した。

記事によると、全国人民代表大会代表で、甘粛省高級人民法院院長である張海波氏は、「『婚姻登記条例』において『緩衝期間』を設けることについての提案」を提出した。

具体的には、子どものいる夫婦では3カ月間、子どものいない夫婦では1カ月間の「緩衝期間」を設け、この期間が満了してもやはり離婚条件に符合していて双方の意思が固い場合、離婚を受理し離婚証を発行するというものだ。

この提案をした理由について張氏は、中国の離婚率が上昇し続けていることを挙げ、「衝動的に離婚する人が少なからずいるため」としている。そして、「西側諸国の中には、離婚前に婚姻に関する相談や研修を受けてから正式に離婚するか否かを決定する国や、韓国のように『離婚熟慮期』を設けているところもある」と紹介し、「中国は世界で最も自由に離婚できる制度であるため、離婚率が高い」と論じた。

これに対し、中国のネットユーザーから「これはいいんじゃないか」「これは支持する。やっぱり一生で一番大事なことだと思うから」など賛同するコメントが寄せられた。この他、「結婚は簡単だけど、結婚率は上がっていない」という指摘や、「離婚したら罰金100万元(約1670万円)にしてみたらどう?」という意見もあった。(翻訳・編集/山中)

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