2012年1月27日、黒竜江省双城市に住む15歳の少年が、5階の自宅の窓の縁に立ち、花火をしていた際に窓から転落した。その時、たまたま下を通りかかった男性がすぐに駆け寄り、両腕で少年を受けとめた。チャイナフォトプレスが伝えた。

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当時、少年の父親は出かけており、母親はキッチンで食事の支度をしていた。息子の叫び声を聞きつけた母親はすぐに窓に駆け寄ったが、少年はかろうじて窓にしがみついている状態。2〜3分耐えたのち、力尽きて窓から落下した。

少年を受けとめた男性は、「子供が転落しそうになっているのに気づいた時、本能的に駆け寄った。人の親ならば、誰しも躊躇なく同じことをしたと思う。子供を受けとめた瞬間、みぞおちに大きな衝撃を感じて目の前が真っ暗になり、気を失った。衝撃で腕時計の針は壊れ、ダウンジャケットのファスナーもどこかへ飛んで行った」と当時の様子を話した。

少年は左腕骨折などの重傷を負っているものの、命の危険はなく、2〜3週間ほどで退院できる見込み。母親は命の恩人に何度も感謝の言葉を述べ、謝礼を贈りたいと申し出たが、男性は断ったという。報道を見たあるネットユーザーの計算によると、およそ12mの高さと推計される5階から落下した体重55kgの少年を受けとめた場合、その衝撃は861kgにもなる。幸いにも男性は軽傷で済んだ。（翻訳・編集/内山）