人民網日本語版 2018年3月22日(木) 14時50分
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台湾以外の地域で学ぼうとする学生がますます増えており、進学先として最もよく選択されているのが中国。国立台南第一高級中学だけでも、今年、中国の名門大学を受験する学生の数が前年比6倍以上にまで増加した。写真は南京大学。
台湾以外の地域で学ぼうとする学生がますます増えており、進学先として最もよく選択されているのが中国。国立台南第一高級中学(台南一中)だけでも、今年、中国の名門大学を受験する学生の数が前年比6倍以上にまで増加した。中国台湾網が伝えた。
台湾メディアの報道によると、台南一中の施冠汝指導教員は、「今年、中国の大学の受験希望者が激増したため、張添唐校長は夜遅くまで推薦状を書く仕事に追われたほど。現時点で台南一中からは12人が北京大学、清華大学、北京交通大学などの中国の大学を受験する予定だ。昨年受験したのは1人か2人だけだったので、人数は大幅に増えた」と話した。国立台南女子高級中学(台南女中)でも同じような状況となっており、昨年の受験生は2人だけだったが、今年は一気に12人まで増えたという。
台南女中は、「現在、学生はいずれも、名門大学を第一志望としており、特に中国の大学への進学を希望している。その最も大きな原因は、全体的な環境による影響。台湾の大学のレベルが現在ますます低下しており、世界大学ランキングでは、中国の大学に到底太刀打ちできない状況が、優秀な学生の選択に影響を及ぼしている。また、中国は数年前から、台湾の学生の中国進学を積極的に推進していることから、中国の大学に対して理解している学生もおり、中国の大学に出願する同級生がクラスにいれば、少なからず影響を受けることになる」とコメントした。
台湾の学生の中国の大学への進学環境が整いつつあることについて、今年、子供が学科能力検定試験(学測)を受験したという保護者は、「台湾の大学レベルが弱まり、中国の大学のレベルが強まった結果だろう。さらに、今の学生は価値観も高く、家庭の経済力が許すのであれば、中国の大学に進学するという選択は、ますます容易になってきている」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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