秦の咸陽城遺跡で珍しい戦国時代後期の占い用の甲羅を発見―中国

人民網日本語版    2018年3月21日(水) 1時20分

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陝西省考古研究院は西咸新区空港新城岩村秦人墓葬の発掘結果を発表した。これらの墓の時期は戦国時代後期から秦代の間に集中しており、庶民の墓でその規模は小さい。しかし考古学者はその中から、珍しい戦国時代後期の卜甲を発見した。

陝西省考古研究院の許衛紅(シュー・ウェイホン)研究員は、「戦国時代後期から秦代にかけての墓で卜甲(占い用の甲羅)が見つかるとは、予想外のことだったと言わざるを得ない」と話した。同研究院は先ごろ、西咸新区空港新城岩村秦人墓葬の発掘結果を発表した。これらの墓の時期は戦国時代後期から秦代の間に集中しており、庶民の墓でその規模は小さい。しかし考古学者はその中から、珍しい戦国時代後期の卜甲を発見した。

古代人は動物の骨や甲羅を占いの道具としていた。骨や甲羅の模様を読むことで、吉凶を占う。考古学者はこの墓の主を咸陽場内の「巫師」クラスの人物ではないかとみている。許氏は「文化財により2000年以上前の暮らしを活き活きと再現することが、考古発掘調査の真の意義と目的だ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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