Record China 2018年3月20日(火) 23時40分
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20日、封面新聞によると、中国の古都・西安にある建章宮遺跡の神明台が無残な姿をさらしている。資料写真。
2018年3月20日、封面新聞によると、中国の古都・西安にある建章宮遺跡の神明台が無残な姿をさらしている。建章宮は全国重点文物保護単位に指定されている漢の武帝(在位は紀元前141年〜同87年)時代に建てられた宮殿なのだが、今では周辺にごみが散乱し、付近の住民らによってネギなどの農作物が植えられているというのだ。
記事によると、遺跡のある孟家村に入って100メートルほどのところに土でできた大きな斜面があり、「全国重点文物保護単位」の石碑がなければ一般の人にはそれが貴重な遺跡であるとの判断がつかないとのこと。神明台は建章宮の中で最も雄大な建物だったが、約2000年もの歳月を経て、今では高さ約10メートルの土台を残すだけだという。
この村に住むある男性は「人為的な破壊は深刻」と話し、農作物を育てるための水やりで土が柔らかくなり、大雨が降ると土が崩れる事態が起きていることを説明。「遺跡が畑になって、これが放置されるなんて思いもよらなかった」と嘆いている。(翻訳・編集/野谷)
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