建設中のビルは巨大な金貨!?「成金趣味」との酷評に責任者が祭祀用の「玉壁」と反論―広東省

Record China    2012年2月5日(日) 3時10分

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2日、中国広東省広州市で建設中のビルが「巨大な金貨」のようだとして、ネットユーザーから「ひどい成金趣味」だと酷評されていることを受け、責任者が「これは玉壁」だと反論した。

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2012年2月2日、中国広東省広州市で建設中のビルが「巨大な金貨」のようだとして、ネットユーザーから「ひどい成金趣味」だと酷評されていることを受け、責任者が「これは玉壁」だと反論した。羊城晩報が伝えた。

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問題の建物は、建設中の広東プラスチック取引所(広東塑料交易所)の本部ビル。「広東省新10大工程」「広州市重点プロジェクト」に指定され、完成後は地元のランドマーク的存在になることが期待されている。投資総額は10億元(約120億円)。

公開された完成予定図に描かれたそのビルは巨大な光り輝く黄金の「貨幣」のよう。ところが、これが「ひどい成金趣味」だとネットユーザーから酷評されている。1月に米アジア旅行情報サイト・CNNGoが発表した「世界で最も醜い10大建造物」に選ばれてしまった遼寧省瀋陽市のオフィスビル「方圓大厦」も貨幣をモチーフにしたものだった。

だが、実はこれは貨幣ではなく、古代皇帝が祭祀(さいし)や葬送などの儀式に用いた玉器である「玉壁」だと責任者が反論している。ビルの設計はミラノ工科大学教授のイタリア人デザイナー、Joseph DiPasquale氏が担当し、6つの候補の中から選ばれたもの。イタリアと中国の建築物の特色を融合した素晴らしいデザインだと評価されたらしい。

建物を建てる際は景観を損ねることがないかどうか、広州市規律検査委員会の環境芸術委員会から許可を得る必要があるが、これもパスしたという。「完成予定図があまりにも光り輝く感じになってしまった。これが誤解のもとになったと思うが、貨幣ではなく玉壁だ」と責任者は強調している。(翻訳・編集/NN)

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