室内にガス臭、改めて栓閉める、漏れがとまったか不安、確認のためコンロに点火、爆発―広東省広州市

Record China    2018年3月23日(金) 18時20分

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広東省広州市内の賃貸住宅で、住人がガス臭を感じたためガス栓を改めて閉めたが漏れが止まったかどうか不安に思い、コンロに点火したため爆発する事故が発生した。資料写真。

2018年3月21日、中国メディアの新浪網によると、広東省広州市内の賃貸住宅で、住人がガス臭を感じたためガス栓を改めて閉めたが漏れが止まったかどうか不安に思い、コンロに点火したため爆発する事故が発生した。

事故発生は広州市黄浦区の賃貸住宅で14日夕方に発生した。部屋に住む若い女性2人が帰宅したところ、室内に強いガス臭が立ち込めていた。ガスが漏れているのは厨房と思われた。2人は急いで、厨房に置かれていたガスボンベの元栓を閉め直した。しかし、ガス漏れが止まったのかどうか不安だった。そこで2人は相談の上、ガスコンロに点火して調べてみることにした。

点火した途端、辺りが巨大な炎に包まれた。2人は驚いて逃げた。厨房から出るか出ないかのうちに、2人の後ろでガスボンベが爆発した。2人はやけどを負い、病院で治療を受けることになった。

記事は、ガス漏れの疑いがある時に、最もしてはならないのは火をつけることと解説。女性2人はガス漏れに気づいていながら、安全についての知識が欠如したために自らの命を危険にさらしたと批判した。

中国では住宅におけるガス爆発事故がしばしば発生している。多くの場合、室内のガスホースが老朽化してガスが漏れることが原因だ。住人が自分で室内のガス配管を補修したことによるガス漏れも発生している。

記事は、ガス漏れ発生時の対策として、ただちにガスの元栓を閉めてから窓を開けて室内のガスを逃がしてから、自分自身も現場を離れねばならないと紹介。室内で電話をかけると電話機内で発生した小さな火花が爆発の原因になることがあるので、ガス会社などへの電話連絡は退避した屋外からせねばならないと指摘した。電気器具の使用はすべて危険なので、換気扇の使用を含めてすべて厳禁と、改めて注意した。

ガス漏れを防ぐためには、ガスの配管に定期的に石鹸水を塗って泡が出ないかどうかを確認する方法を取り、火をつけて漏れを確認してはならないと紹介した。

中国では、ガス漏れが発生していないかどうかを確認するためにライターなどに点火したことが原因の爆発事故も時おり発生している。(翻訳・編集/如月隼人

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