<調査>「衣食削ってもぜいたく品」が半数以上―中国

Record China    2012年2月8日(水) 9時4分

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6日、中国人消費行為調査の結果から、半数以上がぜいたく品を購入するために通常の生活費を削ってもよいと考えていることが分かった。写真は上海のデパート。

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2012年2月6日、人民網日本語版によると、2011−2012年度中国人消費行為調査の結果が4日に北京で発表された。この調査は清華大学メディア調査実験室とオピニオン誌「小康」が共同で行ったもの。法制晩報が伝えた。

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調査によると、有効回答1035件のうち、6割以上がぜいたく品の消費で3万元(約36万円)以下の予算は受け入れ可能と回答し、5割がぜいたく品を購入するために通常の生活費を削ってもよいと回答した。

2012年には中国ぜいたく品市場の規模が日本を抜き、中国は世界最大のぜいたく品貿易・消費センターになることが予想される。

同調査の主な結果は次の通り。

▽3万元以下のぜいたく品はOK 60%

今回の調査で回答者の83.5%が「ぜいたく品を購入したことがない」と答え、84.1%が「2011年にはぜいたく品購入の支出はなかった」と答えた。

だが「今後12カ月以内にぜいたく品消費にいくら使うつもりか」をたずねたところ、64.6%が「ぜいたく品購入で3万元以下の予算は受け入れ可能」と答えた。

また51.9%が「ぜいたく品を購入するために通常の生活費を削ってもよい」と回答。こうした結果は貯金を好む中国人の習慣と一致しないものであることは明らかだ。

ぜいたく品ブランドをどれくらい知っているかたずねたところ、上位5省・自治区・直轄市は次の通りだった。

上海市 27.1ブランド

北京市 25.0ブランド

遼寧省 22.7ブランド

重慶市 21.6ブランド

天津市 21.5ブランド

中国人消費者がぜいたく品を購入する主な理由の上位5位は次の通り。

1位:富、地位、個性を表すから 39.8%

2位:ぜいたく品は品質がより確かだと信じられるから 34.5%

3位:自信が高まるから 26.3%

4位:ぜいたく品ブランドの独特の文化に魅力を感じるから 23.4%

5位:ぜいたく品はデザインがより優れていると思うから 21.6%

今年は中国の「超ぜいたく元年」?

2011年6月、世界最大のぜいたく品関連機関である世界高級品協会(WLA)は、「世界ぜいたく品協会2011年公式報告青書」を発表し、中国人のぜいたく品消費の力強いパワーを考えると、2012年には中国のぜいたく品市場規模が2011年の107億ドルから146億ドルに増加し、中国は日本を抜いて世界最大のぜいたく品貿易・消費センターになることが予想されるとの見方を示した。

中国人のぜいたく品への意欲が低下しなければ、2012年に中国は「超ぜいたく元年」を迎え、「超ぜいたく時代」に突入する見込みという。(編集/TF)

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