Record China 2018年3月26日(月) 11時40分
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24日、北京・故宮博物院のグッズショップがネット上で発売した人形について「胴体部分が日本製品とそっくりであり、権利侵害ではないか」との疑惑が出ている。写真は微博より。
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2018年3月24日、北京・故宮博物院のグッズショップがネット上で発売した人形について「胴体部分が日本製品とそっくりであり、権利侵害ではないか」との疑惑が出ている。観察者網など複数のメディアが報じている。
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観察者網の記事によると、この人形は古代中国の少女をモチーフにしたもので、伝統的な中国人の顔立ちに基づいてデザインしたという。しかし、販売開始から程なく、人形愛好者が「ボディの一部が日本メーカーの人形と非常に似ている」と指摘。両者を比較してみると、動かすことのできる関節の位置が酷似していることがわかった。
この件について、ネットショップ大手・タオバオにある故宮グッズショップは22日に声明を発表し、直ちに販売停止するとともに、すでに販売した商品も全て回収することを明らかにしている。
記事によると、タオバオの声明では、胴体部分は「提携工場が知財権を持つ汎用身体模型の提供を受けた」とされており、実用新案特許番号が付されていた。調べた結果、この工場は広東省中山市にある玩具メーカーであると推定されるという。その公式サイトでは、多関節素体製品が日本メーカーのものであることが「包み隠さず明記されていた」とのこと。日本メーカーは少なくとも2012年以前に販売を開始したのに対し、中山市のメーカーが特許申請したのは14年だという。
記事は「国外ですでに販売されている状況において、中国メーカーの実用新案特許は『新しさや創造性の不備』を理由に無効宣告される可能性がある」と指摘。「もちろんその判断は専門家が行うものであり、はっきりしたことは言えない。一方、日本メーカーが中国で特許申請をしていなければ、特許侵害に当たらない可能性もある。総じて、結論が出ない状況ながらもショップが販売停止、回収という責任感ある行動を取ったことだけは称賛に値する」と評価している。(翻訳・編集/川尻)
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