日本の漢方薬を盲信してはならない、原料のほとんどは中国産―中国メディア

Record China    2018年3月26日(月) 23時40分

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26日、健康時報は、「日本の漢方薬を盲信するな、原料のほとんどは中国からやってきた」と題する記事を掲載した。写真は漢方薬の露店。

2018年3月26日、健康時報は、「日本の漢方薬を盲信するな、原料のほとんどは中国からやってきた」と題する記事を掲載した。

記事は日本のドラッグストアでよく売れている咳止め薬として「龍角散」を紹介。「日本の漢方薬の一種であり、ドラッグストアや越境ECサイトでは『風邪、咳、スモッグなどに不思議なほど効果がある』と宣伝されている。厚生労働省のサイトで調べると、龍角散の主要成分はキキョウ末、カンゾウ末、キョウニン末などである」とした。

その上で、中山大学付属第6病院中医科の石顕方(シー・シエンファン)主任が「龍角散は実は普通の感冒薬(風邪薬)。中国で売られている銀翹解毒片、感冒清熱顆粒などと同じような作用で、効果も大差はない。ECサイトで宣伝されている抗スモッグという効能はなく、製品の説明書にも咳を鎮め、痰を取る作用しか記載されていない」と指摘したことを伝えている。

また、日本では1990年代、慢性肝炎の肝機能障害改善に広く用いられていた小柴胡湯の投与により、間質性肺炎を起こして死亡する事例が複数報告されるスキャンダルが起きたことを紹介。

さらに記事は「日本の漢方薬の原料は大部分が中国から来たもの。中国医薬保健品輸出入協会のデータでは、2013年の中国の中薬製剤および刻み生薬の輸出額は12億1000万ドル(約1270億円)で、日本への輸出は4億5000万ドル(約473億円)となっている」としている。(翻訳・編集/川尻

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