北朝鮮がPSYの訪朝公演に難色を示す理由=韓国ネット「核より恐ろしい兵器」「嫌なら無理に送らないで」

Record China    2018年3月26日(月) 22時20分

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26日、韓国メディアによると、韓国と北朝鮮が合意した韓国芸術団の訪朝公演をめぐり韓国政府が歌手PSYの参加を打診したが、これに北朝鮮が難色を示していたことが分かった。資料写真。

2018年3月26日、韓国・中央日報によると、韓国と北朝鮮が合意した韓国芸術団の訪朝公演をめぐり韓国政府が歌手PSYの参加を打診したが、これに北朝鮮が難色を示していたことが分かった。

記事によると、韓国大統領府と統一部は25日、今回の平壌公演の名称を「南北平和協力祈願 南側芸術団の平壌公演」とし、公演のタイトルを「春が来る」にすると発表した。公演をめぐり、韓国政府はかつて「江南(カンナム)スタイル」が世界中でヒットしたPSY(サイ)の参加を積極的に提案したが、北朝鮮側は難色を示したという。

訪朝芸術団関係者は「合意した歌手9組にPSYを追加する案を北朝鮮側に正式に提案した」と明らかにした。北朝鮮はすでに合意した歌手チョ・ヨンピルやイ・ソニと違いPSYの訪朝に苦心しているというが、その理由は「PSYの自由奔放なスタイルが北朝鮮市民の情緒に合わない」ためだという。記事は「北朝鮮で韓国の大衆音楽は『資本主義の軽々しい音楽』と考えられているとの分析も出ている」と伝えている。

2012年に発売された「江南スタイル」は個性的な歌詞と中毒性のある“馬ダンス”が話題となり、YouTubeで再生回数が31億回を超えるほど世界中で人気を集めた。韓国政府はPSYの参加により世界からの注目度が増すと考え、引き続き北朝鮮側への説得を行う方針という。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「良いアイディア。実現したら最高」「金正恩(キム・ジョンウン)と一緒に馬ダンス?。考えただけで面白い」「北朝鮮にとっては核より恐ろしい兵器なのかも(笑)」「PSYよりもセクシーなバックダンサーたちに問題があるのでは?。粘り強く交渉を続けてほしい」「PSYはムードメーカー。ぜひ“平壌スタイル”が見たい」「PSYなら北朝鮮市民たちの度肝を抜いてくれるだろう」などPSYの訪朝に好意的な反応が寄せられている。

一方で「嫌と言っているなら無理に送らないで。まずは信頼を築くことが最優先」「それで北朝鮮が変わるとは思えない」「北朝鮮側の情緒を考えてあげるべき」などと主張する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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