2012年2月9日、環球時報によると、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙はこのほど、中国のお金持ちの子どもたちが高級車の国際市場で主要な顧客となっていると伝えた。

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2011年には乗用車販売の伸びが前年比5．2％増という低い水準に鈍化した中国だが、高級車やスポーツカーに限ってみると、伊フェラーリは63％増、英アストンマーチンは103％増、伊ランボルギーニは65％増と、いずれも販売高を大幅に伸ばしている。

中国は10年ほど前までは、少数のお金持ちが運転手を雇って車に乗っていたにすぎず、スポーツカーへの関心は低かったが、近年は経済的に豊かになったことで富裕層が急増し、高級車・スポーツカーの一大市場へと成長した。

現在、高級車を購入しているのは企業経営者や政治権力を持っているお金持ち本人ではなく、その子どもである若い世代。親の世代からは「派手すぎる」と敬遠されるスポーツカーも、若い世代にはそうした意識は少ない。顧客の中には高級車を所有することで自らの豊かな生活を周囲に誇示したいという欲求の強い人が多いと、ある高級外車ディーラーの責任者は話している。（翻訳・編集/岡田）