2012年2月9日、中国北京市で、「第5回中国・カナダ経済貿易協力フォーラム」が開かれた。中国経済新聞ネットが伝えた。

【その他の写真】

中国・カナダの両国から参加した企業のうち、20社余りが契約を交わした。契約は、航空、線路・交通、鉱山生産、通信、建築企画、農業・畜産、環境保護、教育など、24項目30億カナダドル（約2329億1200万円）に及ぶ。

中国国務院李克強（リー・カーチアン）副総理はフォーラムで、「中国・カナダ両国は、チャンスを捉え、経済貿易の投資協力を拡大する。両国の投資チャンスは非常に多い、特にエネルギー及び資源では、協力を強める必要がある」と話した。

さらに李副総理は、「中国・カナダ両国の貿易関係を強化し、2015年には貿易目標の6000億ドル（約46兆5838億円）を実現したい」と語った。

また、カナダのスティーブン・ハーパー首相は、「中国・カナダの経済協力は調和が取れている。これは稀なことである。カナダには先進技術と豊富な資源があり、中国の成長戦略に協力できる。8日に交渉を終えた中国・カナダ投資保護協定は、両国にとってとても良い基盤であり、さらなる経済協力の強化につながる」と述べた。

このほか、中国国際貿易促進委員会の万（ワン）会長は、「中国・カナダ両国は環太平洋地区で重要な国で、経済協力は両国にとって大きなメリットがあり、潜在力もある。2011年両国の貿易額は470億ドル（約3兆6462億円）に達し、記録を更新した。中国の対カナダ投資も急速に増加し、200億ドル（約1兆5516億円）を超えた。今中国はカナダにとって2番目に大きい貿易パートナーであり、投資では7番手になった」と話した。（翻訳・編集/内山）