東京でごみ収集日を守らなかった私、アパートに戻ると背後から「すみません…」―中国サイト

Record China    2018年3月31日(土) 13時0分

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29日、環境関連情報を紹介する中国のサイトに、日本で約10年生活した中国人のごみをめぐるエピソードが掲載された。資料写真。

2018年3月29日、環境関連情報を紹介する中国のサイトに、日本で約10年生活した中国人のごみをめぐるエピソードが掲載された。以下はその概要。

1993年9月中旬ごろ、銀行で働いていた私は日本の大学からの書類を受け取ると留学のためすぐに仕事を辞めた。

当時、私は東京・北区にある留学生向けアパートで生活を始めた。入居後、私はすぐに先輩からごみの出し方に関する説明を受け、さらにごみの分け方や収集日などについて細かい説明が記された資料をもらった。これに目を通すのが私の日課となったが、ある朝、学校に遅刻しそうになった私は可燃ごみを出すのを忘れてしまい、夜、アパートに戻ると4畳半の部屋には嫌な臭いが充満―。翌朝、可燃ごみを不燃ごみと一緒にして最寄りの収集所に出した。

夕方、帰宅してアパートに入ろうとした時に背後から「すみません」と声を掛けられた。そこに立っていたのは向かいの食堂の主人で、手には私が朝出したはずのごみ袋を持っている。「これ、あなたのごみ?」と尋ねる主人に、私は顔を赤らめつつうなずいた。

主人は、ごみ袋の中に入っていた紙切れを見て私が出したごみではないかと思ったそうだ。不燃ごみは別の袋に入れて収集所に置いき、私が学校から帰って来るまで可燃ごみを保管していたという。主人は「水曜日は不燃ごみの日です。可燃ごみは出してはいけませんよ」と念を押すように言った。恥ずかしさでいっぱいになった私は何度も謝り、主人からそのごみ袋を受け取った。ルールを守らずにごみを出したのは、これが最初で最後だった。(翻訳・編集/野谷

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