精神日本人問題、国防当局まで批判する事態に―中国メディア

Record China    2018年3月30日(金) 15時40分

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29日、中国新聞網によると、中国国防部の任国強報道官は29日の定例記者会見で、中国で増加しているとされる「精神日本人(精日)」について「歴史に無知な目立ちたがりの行動だ。新時代の国防教育を強化しなければならない」と述べた。資料写真。

2018年3月29日、中国新聞網によると、中国国防部の任国強(レン・グオチアン)報道官は同日の定例記者会見で、中国で増加しているとされる「精神日本人(精日)」について「歴史に無知な目立ちたがりの行動だ。新時代の国防教育を強化しなければならない」と述べた。

任氏は会見で「中華民族は元から愛国心を備えており、長きにわたって軍を愛してきた。軍に参加して国に貢献するのは国民の一般的な考え方だ。しかし、中には歴史に無知な目立ちたがりもいる。新時代の国防教育を強化し、英雄をあがめ、軍を愛する雰囲気を社会に育てなければならない」と語った。

精日とは「自分は中国人ではあるが、精神的には日本人だ」と考える人々を指す。ネットを中心に使われ、水面下で増えているとみられる。中国では最近、南京大虐殺の現場で武士のような格好をしたり、日中戦争の戦場跡で旧日本軍の軍服に似た服を着て撮った写真をネットにアップするなど、「精日」とみられる人々の行動が波紋を呼んでいた。(翻訳・編集/大宮)

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