Record China 2012年2月18日(土) 13時43分
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17日、北朝鮮が羅津港の4〜6号埠頭の使用権を中国に付与したことを受け、「中国が羅津港を軍港にする確率はどれくらいなのか」と題した中国人ブロガーの記事がブログサイトに掲載された。写真は中朝国境を走る鉄道。
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2012年2月17日、北朝鮮が羅津港の4〜6号埠頭の使用権を中国に付与したことを受け、「中国が羅津港を軍港にする確率はどれくらいなのか」と題した中国人ブロガーの記事がブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。
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15日付の韓国紙・ソウル経済が北京とソウルの情報筋の話として、北朝鮮が羅先(ラソン)経済特区にある羅津(ラジン)港の4〜6号埠頭の50年間の使用権を中国に付与したと報じた。両者は昨年末、中国が総額30億ドル(約2360億円)を投資して、同特区の開発を加速させることで合意したという。
まずは、羅津港に7万トン級船舶の出入りが可能な4号埠頭、旅客機と貨物機が離発着できる空港、吉林省延辺朝鮮族自治州の図們市と同港を結ぶ55kmの鉄道、火力発電所などを建設、その後、鉄道の延伸と同港の5〜6号埠頭の建設も行われるとのこと。
これにより、中国は日本海に1番近い東北の吉林省から羅津港を経て、日本海に最短距離で出ることが可能になる。これを受け、韓国メディアは中国に軍事的な意図があるのではないかとの懸念を示している。
中国が最終的に羅津港を軍民両用にしようと考えているのであれば、日本と韓国にとっては非常に大きな脅威だが、反対に中国にとっては日本海という最大の戦略面での弱点を払しょくすることになる。
だが、3号埠頭はロシアが使用権を持っている。そのため、中国が軍港を開発できるかどうかはロシアとの戦略関係の行方にもかかっている。中国が今後どのような行動に出るか、まずは西太平洋や北東アジア情勢を見極めてから、ということになるだろう。中国は日韓の懸念を考慮し、しばらくは羅津港を軍用にしないというのが筆者の考えである。(翻訳・編集/NN)
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