2012年2月19日、中国で人気スターの写真が商品広告に無断使用される現象が蔓延する中、その内容がどんどん性的な分野に拡大。今後の展開にメディアも注目している。新浪網が伝えた。

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中国で人気スターの写真が商品や企業広告に無断使用されるケースはこれまでにも多発しており、過去には女優のファン・ビンビン（范冰冰）が美容整形医院との裁判で勝訴したケースもある。肖像権侵害にも当たるこの種の勝手な広告は、最近は性的な商品にまでどんどん拡大している。

最近発見された例では、台湾の人気女性ユニットS．H．Eが、山東省にある不妊治療医院の2012年度カレンダーに華々しく登場。彼女らの清純なイメージを侵害するものとして、ファンから非難の声が噴出した。

このほか、台湾の女優リン・チーリン（林志玲）が妊娠中絶薬の広告に使われたり、同じくバービィー・スー（徐熙媛）が不妊治療や豊胸手術の宣伝に、俳優アレック・スー（蘇有朋）らが男性機能障害治療の広告塔に使用されているのも明らかになっている。

こうしたケースがどんどん増える中、被害者となったスターから怒りの声は特に聞かれず、半ば放置状態。しかし中国メディアでは、深刻化する事態に誰が声を挙げるのか、今後の展開に熱い注目を送っている。（翻訳・編集/Mathilda）