<中華経済>人民元預金準備金率0.5%下方修正、マネーサプライを刺激―中国人民銀行

Record China    2012年2月21日(火) 8時15分

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18日、中国の中央銀行(中国人民銀行)は、2012年2月24日より預金関連金融機関の人民元預金準備金率を0.5%下方修正すると発表した。写真は人民元。

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2012年2月18日、中国の中央銀行(中国人民銀行)は、2012年2月24日より預金関連金融機関の人民元預金準備金率を0.5%下方修正すると発表した。証券日報が伝えた。

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これは2012年に入ってから初めての下方修正で、金融システムへ4000億元(約5兆569億円)の資金を注入することになる。専門家によると、「今回の下方修正は実体経済の拡大を目的としており、実体経済が回復すれば資本市場も好反応を示す。また、資本市場は実体経済よりも政策に早く反応する」という。

中国人民銀行貨幣政策委員で国務院発展研究センター金融研究所の夏(シア)所長は、「今回の下方修正で金融政策の方向が転換することはなく、あくまで資金供給の安定が目的である」と話した。

また、同所の巴(バー)副所長は、「今回の下方修正は、流動性の緩和と銀行間取引市場の金利を引き下げる働きもある。これにより預金に対する貸付金の比率が一部の銀行融資に与える影響を緩和することが期待できる」と話した。

2012年1月の人民元貸付金は7381億元(約9兆3277億円)で、1兆元(約12兆6374億円)の予測を下回った。また同月のマネーサプライM2の成長率は12.4%で、11年来のワースト記録となった。専門家は、中央銀行は金融政策には慎重で、今後物価のコントロールや外貨買い取り専用資金は預金準備金率変動の重要な要素になるとみている。(翻訳・編集/内山

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