Record China 2018年4月5日(木) 10時50分
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4日、5月末までに開催が予定されている米朝首脳会談に関連し、かつて米国務省の北朝鮮人権問題担当特使を務めたロバート・キング氏がこのほど、トランプ大統領に対し、金正恩委員長との会談でリビアの例に言及すべきではないと警告したという。写真は平壌。
2018年4月4日、米華字メディアの多維新聞は、5月末までに開催が予定されている米朝首脳会談に関連し、オバマ前米政権下で国務省の北朝鮮人権問題担当特使を務めたロバート・キング氏がこのほど、トランプ大統領に対し、金正恩(キム・ジョンウン)委員長との会談でリビアの例に言及すべきではないと警告したことを紹介した。
韓国・聯合ニュースの英語版サイトが4日付で伝えたもので、キング氏は「非核化問題について話し合う際に明らかなことは、いかなることがあってもリビアの例に言及してはならないことだ」とし、2011年に北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官が、北朝鮮はリビアの最高指導者だったカダフィ大佐が反政府勢力によって殺害された例に従わないと言明したことを指摘した。
その上でキング氏は「会談に向けた出発点としての生産的なポイントは、非核化を進めてもリビアのような結果にはならないことを金正恩氏にどう説得するかだ」とし、「この会談は、北東アジアに重要な影響を及ぼす可能性のある歴史的な機会になるかもしれないし、恐ろしい結果を伴う不本意な災難に容易に変わる可能性もある。注意深く、思慮深く準備する必要がある」との見解を示したという。(翻訳・編集/柳川)
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