南スーダン、中国石油集団の幹部に国外退去命令、原油横流しの疑い―米華字メディア

Record China    2012年2月24日(金) 6時21分

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22日、南スーダンは、スーダン3/7鉱区のオペレーターを務める中国とマレーシアの合弁会社PDOCの中国人社長に国外退去命令を出した。スーダンが差し押さえた南スーダンの原油を横流ししていた疑い。写真は06年、スーダンで石油探査を行う中国人社員。

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2012年2月22日、南スーダンは、スーダン3/7鉱区のオペレーターを務める中国とマレーシアの合弁会社Petrodar Operating Company(PDOC)の中国人社長に国外退去命令を出した。スーダンが差し押さえた南スーダンの原油を勝手に横流ししていた疑いがもたれている。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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退去命令を受けたのはPDOCの社長を務める中国の石油大手、中国石油天然気集団公司(CNPC)の幹部。南スーダン側は「我々は中国との関係は良好だ。だが、一部の石油企業に問題がある」として、PDOCの社長交代を求めている。

昨年7月にスーダンから分離・独立した南スーダンは内陸部に位置するため、原油を輸出するにはスーダンを経由するしかない。だが、両国は港やパイプラインの使用料、油田の権益などでもめており、昨年12月、ついにスーダン側が原油の差し押さえを決定。一部は解除されたが、現在も540万バレルがスーダン側に渡ったまま。南スーダン側は「この中の一部が勝手に横流しされた」と主張している。

20日、南スーダン政府の報道官は「盗まれたはずの原油の行方は必ず突き止める。その結果、本当に盗まれたことが証明されれば、政府として何らかの行動にでる」と宣言した。記事によると、独立後、南スーダンに3/4の原油産地が集中、これによりスーダンは経済危機に直面し、対外債務は380億ドル(約3兆480億円)に上る。(翻訳・編集/NN)

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