Record China 2018年4月10日(火) 10時50分
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10日、韓国メディアはこのほど、ソウル南東部・水西発の高速鉄道(SRT)の運営会社であるSRについて、外国語サービスはもちろん、乗車券発売システムも備えていないことが確認されたと報じた。資料写真。
2018年4月10日、韓国・ニュース1はこのほど、ソウル南東部・水西(スソ)発の高速鉄道(SRT)の運営会社であるSRについて、外国語サービスはもちろん、乗車券発売システムも備えていないことが確認されたと報じた。
記事によると、SRの公式ホームページで乗車券を購入した結果、画面のどこにも外国語変換サービスを見つけることができなかったという。会員登録対象は韓国人のみで、未登録で購入するには日本のマイナンバーに相当する住民登録番号の前6桁の入力が必須だとされる。つまり、外国人旅行客がSRTの切符を購入するには、売り場で買うか、もしくは旅行会社やホテルの代行サービスを利用しなければならないのが実情だというのだ。
そのため観光業界では「海外からの個人旅行客の需要に対応できていない」との指摘が出ているそう。また高級ホテルの場合は、出張目的の外国人旅行客の割合が高いことから、乗車券の前売りを求める声が多いといい、江南(カンナム)のあるホテル関係者は「職員個人のカードで先に決済し、その後外国人旅行客から現金を受け取る」「無理なら直接駅で購入したりもする」と明かした。
これを受け、SR側は「現在は公式ホームページの外国語支援システム開発を終え、テスト段階にあり、今年下半期からサービスを提供する予定」と伝え、「モバイルから乗車券を購入したい外国人が多いとの点を考慮し、(まずは)モバイルアプリから開発した」と説明したという。モバイル専用アプリでは先月21日から英語・日本語・中国語のサービスおよび海外発行カードの承認が可能になったというが、記事は「開通2年目になるのに、かなり対応が遅い」と指摘している。
また韓国鉄道公社(KORAIL)の場合、英語サービス支援は公式ホームページ開設とともに、海外発行カードの決済サービスはホームページで04年、アプリで17年から提供し始めたとのこと。
これを受け、韓国のネット上では「少なくとも英語はあってもいいのに、それすらないから問題」と問題視する声は少なく、「日本も日本語ができなきゃ予約購入できないのでは?」「韓国語を勉強してください」「他国も同じなのに、韓国はとりわけ外国人にばかげたことをする」「外国で韓国語サービスなど見たことがない」など冷ややかな声が目立つ。
また韓国の現状を指摘して「まずは国民が優先」「なんで外国人のことを気にしなきゃならないの?」「ただでさえ毎回乗車券が足りないのに、外国人のことを考える前に国民からサポートして」と求めるコメントも。
その他に「乗車券を買うのに住民登録番号が必要?」「韓国は何でも韓国の携帯電話からの認証がなければ利用できない。海外在住の韓国人だけど、使えるサイトはろくにない」との指摘も寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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