Record China 2012年2月27日(月) 17時4分
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27日、違法な添加物使用などの食品安全問題が社会問題化している中国では、ロンドン五輪を控えた今年、こうした危険な食品からアスリートを守ろうという動きが活発化している。資料写真。
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2012年2月27日、違法な添加物使用などの食品安全問題が社会問題化している中国では、ロンドン五輪を控えた今年、こうした危険な食品からアスリートを守ろうという動きが活発化している。中国国家体育総局は年初に開いた「五輪準備期間における食品安全問題会議」において、各競技のアスリートたちに「外食で肉類接種を避けるように」とし、各トレーニングキャンプで提供する食事についても「使用する肉類は、指定機関で興奮剤や生長ホルモンなどの含有量を自主的に検査するように」との通達を出した。新京報の報道。
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深刻化する食品問題は、自国のアスリートの選手生命にまで影響が及んできている。ドーピング検査など、思わぬところで競技資格を奪われないよう、国家当局までが動くことに。現在、各競技のトレーニング拠点などにおいては、食堂などの食材は完全にトレーシング調査ができるよう、仕入れ先やサンプル調査などに気を配るほか、中には施設で養殖場を設け、“自前”の食肉を準備するところも。現在、アスリートにとって最も安心できる食事場所は国家体育総局内の食堂。最大で1000人を収容できる食堂は、30人超の調理師が毎食にわたり、肉・魚料理20品、野菜料理6品、汁もの3品、果物6品を提供。2カ月のローテーションでメニューを組んでいる。食材とする肉・魚・野菜・油・乳製品・穀類・飲料などはすべて契約サプライヤーから仕入れるという念の入れようだ。
ドーピング検査の犠牲者が多いウェイトリフティング競技で国家代表を担ったある選手は、「現在の北京に流通する牛・豚・羊肉から興奮剤を検出する割合は52%。アスリートにとって災難と言える状況」と明かしている。(翻訳・編集/愛玉)
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