ホッキョクグマ1頭で640万円、中国富裕層の新しい趣味は“海外ハンティングの旅”―中国メディア

Record China    2012年2月29日(水) 11時23分

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28日、経済発展目覚ましい中国では最近、余りあるお金と時間を持った富裕層の新しい趣味として、ハンティングが静かに流行し始めているという。写真は中国の遊園地。

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2012年2月28日、経済発展目覚ましい中国では最近、余りあるお金と時間を持った富裕層の新しい趣味として、ハンティングが静かに流行し始めているという。広州日報の報道。

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メインターゲットは40〜50歳代の経営者や実業家。業種は不動産、鉱業、高級飲食など。ほかには政府高官や、世界トップ500企業に入る大企業の管理者層もいる。時間とお金を持てあますアウトドア好き。こうした層に、海外でのハンティング旅行が密かに人気だ。

2009年に米国人によって設立された「我愛狩猟倶楽部(52 Safari)」は、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアから欧州までを手広くカバーするハンティング専門の旅行エージェントだ。設立同年に初のツアーを催行し、昨年下半期には8回のツアーを成功させた。ツアー料金は5万9800元〜49万8800元(約77万〜640万円)。5万9800元のツアーは8日間の南アフリカ旅行。49万8800元のツアーは“ホッキョクグマ1頭つき”。つまり、獲物をしとめられてもしとめられなくても、ホッキョクグマ1頭は必ず撃たせてもらえるというものだ。この新たな余暇の楽しみ方は、人気上昇の一途をたどっているという。

しかし、環境保護組織「ダーウィン自然求知社」の主宰者は、欧米と違い、狩猟文化の素地がない中国人にとって、ハンティング体験は「血なまぐさい暴力を求めるばかりで、自然保護へなど到底意識は向かないだろう」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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