2012年3月3日、「第4回トップブランド・サミット」に出席した中国の長者番付雑誌・胡潤百富の創設者、ルパート・フーゲワーフ氏は、「裸一貫から自力で億万長者にのし上がった起業家の数は中国が世界で最も多い」と述べた。中国新聞社が伝えた。

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フーゲワーフ氏によると、一代で財を成した起業家のうち1億ドルを超える億万長者は約600人、1億元（約12億円）を超える億万長者は約7500人。1億ドルを超える億万長者600人のうち、約半数が表に出ていない、いわゆる「隠れ大富豪」だという。そのほかに1億元（約12億円）以上の資産家が約6万人、1000万元（約1億2000万円）以上の資産家は約96万人となっている。

他の国と比べ中国のランキング上位1000人の富豪の財産源は、23．5％が不動産業界、19．1％が製造業、6．7％が投資、6．5％が自然資源、5．8％が情報技術、5．6％が新エネルギー関連という構成上の特徴がある。

また、中国の富豪たちの多くが1960年代生まれで、1997年前後に中核となるビジネスをスタート。2007年前後に株式公開という共通点を持つ。フーゲワーフ氏は「中国の富豪は10年から株式の現金化に乗りだしており、その傾向は15年にピークを迎える」と発言。また30年代に富豪たちの世代交代が行われると予想している。（翻訳・編集/本郷）